人文研究見聞録:へぎそば [新潟県]

新潟県の御当地グルメ「へぎそば」です。

新潟県魚沼地方発祥の蕎麦であり、"独特な喉越し・コシの強さ・風味の良さ"が特徴とされています。


概要

人文研究見聞録:へぎそば [新潟県]

へぎそばとは、新潟県魚沼地方で発祥した"つなぎに布海苔(ふのり)という海藻を使った蕎麦"のことであり、"へぎ(片木)"と呼ばれる四角形の器に乗せて提供されることから この名が付いたとされています。

なお、布海苔(ふのり)とは日本全国の海岸に生息し、古くから食用とされてきた海藻であり、ネバネバとした成分が強いことで知られているそうです。そのため、食用の他にも糊(のり)として利用されることも多かったとされています。

へぎそばは、このネバネバとした布海苔(ふのり)をつなぎに使うことによって、独特の喉ごしコシのある食感を出しているとされます。なお、薬味にネギカラシが用いられることも特徴の一つとされますが、これは元々魚沼地方でワサビが採れなかったことに由来するそうです(現在はワサビを薬味として提供する店が多い)。

感想

人文研究見聞録:へぎそば [新潟県]

へぎそばは、いわゆるソバよりも麺に弾力があり、コシの強いソバであると言えると思います。

個人的にはソバは好きでは無いのですが、へぎそばには独特な食感があるため、クセになる感覚を覚えました。

また、薬味のワサビとの相性が良く、これと合わせて食べると美味しさが一層増します。

非常に満足のいく味と食感であったため、新潟県に寄った際には是非食べてみて欲しい一品です。

ちなみに、写真のへぎそばは「小嶋屋」というお店のものになります。

小嶋屋

住所: 新潟県長岡市殿町2丁目2-9(マップ)
交通: 長岡駅(徒歩7分)

公式サイト: http://www.nagaokakojimaya.com/
matapon
著者: matapon Twitter
「日本神話」を研究しながら日本全国を旅しています。旅先で発見した文化や歴史にまつわる情報をブログ記事まとめて紹介していきたいと思っています。少しでも読者の方々の参考になれば幸いです。