人文研究見聞録:清高稲荷神社 [和歌山県]

和歌山の高野山にある清高稲荷神社(きよたかいなりじんじゃ)です。

魔尼宝塔付近にある丘の上に鎮座しており、祭神に清高稲荷大明神(稲荷神)を祀っています(魔尼宝塔の向いの道に見える鳥居が入口であり、そこから繋がる階段には多数の鳥居が立ち並んでいます)。


概要

人文研究見聞録:清高稲荷神社 [和歌山県]
神社入口
人文研究見聞録:清高稲荷神社 [和歌山県]
参道

詳しい由緒は不明ですが、高野山をはじめとする真言宗寺院では、空海が嵯峨天皇より東寺を下賜されたときに密教と国土の安泰を稲荷大明神に契約したという伝承である「稲荷契約事(いなりけいやくのこと)」に基づき、守護神・鎮守神として「稲荷大明神」を祀ることが多いとされています。

そのため、空海が入定する弘法大師御廟付近には白髭稲荷大明神が祀られており、この清高稲荷神社もそれと同様に守護神・鎮守神として祀られた稲荷大明神のひとつであると思われます。

こちらの記事も参照:【稲荷信仰とは?】【稲荷神とは?】

料金: 無料
住所: 和歌山県伊都郡高野町高野山(マップ
営業: 終日解放
交通: 高野山駅ほか、南海りんかんバス「蓮華谷」下車
matapon
著者: matapon Twitter
「日本神話」を研究しながら日本全国を旅しています。旅先で発見した文化や歴史にまつわる情報をブログ記事まとめて紹介していきたいと思っています。少しでも読者の方々の参考になれば幸いです。