人文研究見聞録:新潟名物・笹だんご [新潟県]

新潟名物の笹団子(ささだんご)です。

新潟県の土産品として有名な和菓子であり、笹の葉で包み紐で結ばれたビジュアルが特徴となっています。

また、戦国時代には武士の兵糧(携帯食)としても用いられていたそうです。


笹だんごとは?

人文研究見聞録:新潟名物・笹だんご [新潟県]

笹団子(ささだんご)とは、アンコの入ったヨモギ団子を笹の葉で包んで蒸した和菓子です。

新潟名物および特産品として知られ、県内の和菓子屋をはじめ、駅構内やサービスエリアのお土産屋で販売されています。

また、新潟県内では給食にも出されるそうです。

なお、笹団子の起源には諸説あり、以下のような説が唱えられています。

・上杉謙信が考案したという説:物証は無いが、俗説として広く知られている説
・宇佐美定満が考案したという説:『北越軍記』に「上杉謙信の家臣・宇佐美定満が発明した」とある
・菓子役人が考案したという説:『北越風土記』に「柿崎城主に仕えていた菓子役人が兵糧として考案した」とある
・庶民が考案したという説:風土や歴史的背景から、このように推定する説がある

笹だんごの感想

人文研究見聞録:新潟名物・笹だんご [新潟県]

まず、笹団子が写真のようにで包まれています。

そのため、紐と笹の葉を外して食べるようになっています。

なお、バナナのように上部を剥いて、下部を持ちながら食べるのが一般的だそうです。

人文研究見聞録:新潟名物・笹だんご [新潟県]
笹団子(全体)
人文研究見聞録:新潟名物・笹だんご [新潟県]
笹団子(中身)

食べてみると非常に固い食感であることが分かります。

団子で ここまで噛み応えがあるものは珍しいのでは無いでしょうか?

そして、口に含むと笹の香りアンコの甘みが広がります。

非常に風味が良く、アンコの甘みも ちょうど良い感じで なかなか美味しかったです。

歯応えのある食べ物が好きな方には非常にオススメですね。

なお、価格は店によって異なりますが、安くて1個当たり100円超といったところです。
matapon
著者: matapon Twitter
「日本神話」を研究しながら日本全国を旅しています。旅先で発見した文化や歴史にまつわる情報をブログ記事まとめて紹介していきたいと思っています。少しでも読者の方々の参考になれば幸いです。