人文研究見聞録:八坂神社の七不思議 [京都府]

京都には大きな寺社がいくつかありますが、大体、七不思議と呼ばれる奇妙なスポットがあるとされています。

祇園祭で有名な八坂神社(やさかじんじゃ)ですが、実はここにも七不思議と呼ばれる7つのスポットがあるのです。

そこで、八坂神社の七不思議をまとめてみました。

八坂神社の七不思議

1.雨垂れしない西楼門
2.夜泣き石
3.二見岩
4.力水
5.忠盛灯篭
6.龍穴
7.龍吼

上記が八坂神社の七不思議だとされています。これだけでは分かりづらいと思うので、以下に詳しくまとめます。

八坂神社の概要についてはこちらを参照:【八坂神社】


八坂神社の七不思議マップ

人文研究見聞録:八坂神社の七不思議 [京都府]


① 雨垂れしない西楼門

人文研究見聞録:八坂神社の七不思議 [京都府]

四条通り方面から真っ直ぐ入る門が「西楼門」になります。

この西楼門には「雨垂れの跡」と「蜘蛛の巣」がないと言われているようです。

② 夜泣き石(よなきいし)

人文研究見聞録:八坂神社の七不思議 [京都府]

日吉社の付近には「夜泣き石」があります。

その名の通り、夜になるとシクシク泣くと言われているようです。

③ 二見岩(ふたみいし)

人文研究見聞録:八坂神社の七不思議 [京都府]

大神宮社の中には「二見石」があります。

この二見石は、地球の地軸に達するほど深くまで伸びていると言われています。

④ 力水(ちからみず)

人文研究見聞録:八坂神社の七不思議 [京都府]

力水」は、大神宮社の前に湧き出ています。

大神宮社では「祇園の御神水」という名の湧水とされており、「飲料水ではない」という注意書きがされています。

しかし、七不思議では飲むと御利益が得られる霊験あらたかな御神水と言われています。

⑤ 忠盛灯篭(ただもりとうろう)

人文研究見聞録:八坂神社の七不思議 [京都府]

大神宮社の横には「忠盛灯篭」が安置されています。

この灯篭は、平清盛の父・忠盛にまつわる故事にちなんだ灯篭であり、八坂神社内でも紹介されています。

鬼を見かけた白河法皇が忠盛に討伐を命じ、それを生け捕りにしたところ、実は灯篭の見間違えだったという話です。

⑥ 龍穴(りゅうけつ)

人文研究見聞録:八坂神社の七不思議 [京都府]

本殿の下には「龍穴」があるとされています。

龍が棲むほど底知れぬ深い井戸とされ、神泉苑や東寺まで繋がっていると言われています。

⑦ 龍吼(りゅうこう)

人文研究見聞録:八坂神社の七不思議 [京都府]

本殿の玄関の柱から西に向かって拍手すると反響するとされ、これは「龍吼」と呼ばれています。

感覚的に、日光東照宮の鳴龍のようなものでしょうか?


料金: 無料
住所: 京都府京都市東山区祇園町北側625番地
営業: 終日開放
交通: 祇園四条駅(徒歩9分)、河原町駅(徒歩12分)

公式サイト: http://www.yasaka-jinja.or.jp/
matapon
著者: matapon Twitter
「日本神話」を研究しながら日本全国を旅しています。旅先で発見した文化や歴史にまつわる情報をブログ記事まとめて紹介していきたいと思っています。少しでも読者の方々の参考になれば幸いです。